Webエンジニアへの転職に興味あるけど、自分はもう30代で未経験だからやっぱり難しいのかな…
2024年現在、未経験からWebエンジニアへの転職は十分可能です。実際、IT企業の約70%は「未経験のITエンジニアを採用済又は採用を検討中」と回答しています。
IT企業全体のうち、41.2%が未経験のITエンジニアを採用済、29.8%が未経験エンジニアの採用を検討中
2024年1月 レバレジーズ株式会社による、IT人材を採用する企業担当者1000名への調査結果
ただし、チャンスがあるからといって、何の準備や対策も無しに未経験からWebエンジニアになれる訳ではありません。
なぜならば、企業側は「今は未経験でもWebエンジニアとして活躍してくれそうな人」に対して内定を出すからです。
更に、30代の場合は20代と比べると成長できる余地が少ないとみなされる傾向があります。
この記事では、30代未経験から実際にWebエンジニアとして転職できた体験談をもとに、内定をもらい以後Webエンジニアとして活躍してくための具体的な手順やポイントを解説しています。
この記事を読めば、未経験からWebエンジニアに転職して以後高い年収と安定した生活を手に入れる具体的なノウハウを手に入れ、Webエンジニアとして就職できる確率が高まります。
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30代未経験からWebエンジニアになるには
私は実際に30代からWebエンジニアに転職できました。転職前の経歴、きっかけ、転職活動は以下の通りです。
30代未経験からWebエンジニアを目指す前の経歴
地方公務員の事務職でした。中途で入庁し在籍期間は8年です。
主に会議で使用する資料作成や部署間、企業との調整業務を担当していました。
30代未経験からWebエンジニアを目指したきっかけ
エンジニアを目指したきっかけは2つあります。
1つ目は、前職で業務効率化のためのオンラインシステム導入に関わったことです。
実際にシステムを導入することで、業務処理の時間が削減され効率化が図れました。この経験を通して、ITによる業務効率化に興味を持ち、システム開発や運用にもっと携わりたいと考えました。
2つ目は、エンジニアという職業に魅力を感じたことです。
さらにYouTubeや書籍でも、プログラミングや転職に関する情報を目にすることが増え、関心を持ちました。
このままやらずにいたら一生後悔するかもしれないと考え、エンジニアへの挑戦を決意し、プログラミングを学び始めました。
30代未経験からWebエンジニアになるための転職活動
Webエンジニアには、以下の2種類の働き方があります。
- 会社員として働く
- フリーランスとして働く
筆者がWebエンジニアになるには、まず転職して会社員のWebエンジニアとして働く必要があると考えました。
いきなりフリーランスになる道もありますが、未経験の私にはハードルが高そうでした。
Webエンジニアへ転職する最短の方法を考えた結果、私はプログラミングスクールを利用しました。
スクールで基礎からプログラミングを学んだあと、その後の転職活動を経て内定をもらい、Webエンジニアになれました。
30代未経験からWebエンジニアになるためのロードマップ
筆者が実際に30代未経験からWebエンジニアになるまでに辿った手順・工程について以下解説します。
まず、プログラミングに触れるために、無料で学べるprogateを利用しました。プログラミングとはどんなものか、自分に向いているのかを確認するためです。
progateでは、初心者向けのコースを一定レベルまで無料で提供しています。
初期段階でつまづいたり、違和感を覚える場合は、プログラミングに向いていない可能性が高いため、エンジニアとしてのキャリアを再考した方がいいです。
私はprogateの無料で利用できるコースをクリアした後、さらに学びを深めたいと感じ、有料コースも実施しました。
progateでのWeb開発コース受講後、次のステップとしてプログラミングスクールの利用を以下を理由に検討しました。
- 独学よりもスクールでの学習の方が効率的に学べて、講師にすぐ質問できる環境が良いから
- 30代未経験という立場から転職活動で苦労することも見据え、転職保証が付いているスクールを選択したかったから
プログラミングスクールの受講開始後は、本格的にプログラミングの学習に取り組み始めました。
私は仕事をしながら、平日の夜や休日の時間を利用して着実に学習を進めました。学習はカリキュラムに沿って自分のペースで進めていく形です。
疑問に思ったところは、なるべく自力で解決するよう心がけていましたが、1日経っても解決できない時は、講師へ質問していました。
理解が曖昧のまま進めたりエラーを解決をしないでおくと精神衛生上もよくないので、迷わず講師へ相談すべきだと思いました。
学習カリキュラムを終えた後は、プログラミングスクールの最終課題としてオリジナルアプリの制作に取り掛かりました。
オリジナルアプリは転職活動時に自分の技術力を示すポートフォリオとして示すもので、非常に重要です。
アプリはオリジナルであれば何を作成しても良いのですが、自分自身や周りの人々が抱える問題を解決できるものを選ぶといいと思います。
私はカフェで作業することが多かったので、カフェの席数やWi-Fiの有無などの情報を共有できるアプリを作成しました。マップ上に情報を表示する機能もつけ、企画から実装まで約1ヶ月の時間を要しました。
オリジナルアプリ作成後、プログラミングスクールのキャリアサポートを利用して、転職活動を開始しました。
始めるにあたり、まず履歴書と職務経歴書を作成し、キャリアアドバイザーによる添削を受けました。続いて、複数の転職サイトでアカウントを作成し、自分のプロフィール登録とエンジニアを募集している企業へのエントリーをしていきました。
しかし、30代未経験ということもあり、面接まで至らずに書類選考で落とされることが多かったです。
対策として、面接まで行くにはとにかく数を打たなければと考え、毎週10社以上に応募し、書類選考を通過するのを待ちました。
内定を受けた後は、他の選考中の企業に辞退の連絡をして、転職活動を終了しました。
転職活動は自分1人では厳しかった
自分1人では書類選考に落とされ続けた後にプログラミングスクールのキャリアサポートを受けたら内定をもらえたので、プログラミングスクールを利用して良かったと思います。
どんなに事前に学習してスキルを身につけていたとしても、企業でITエンジニアとして働いた経験が無いと、企業が求めている人材への理解度は高められませんでした。
未経験からITエンジニアとして確実に転職するなら、プログラミングスクールのキャリアサポートは必須で受けることをオススメします。
30代未経験からWebエンジニアに転職できた志望動機の例文
実際に面接で話した志望動機を2つ紹介します。
志望動機の例文①
最先端のテクノロジーを活用した多種多様なプロジェクトに携われるためです。自分の強み能力を最大限に活かしながら、御社への貢献が可能だと感じました。
また、独自の自主学習プログラムがあり、エンジニアとしてスキルアップを目指せる環境があることにも魅力を感じました。
特定の技術や領域に限定されず、幅広い知識と経験を通じて成長できる会社と考え、志望しました。
志望動機の例文②
社員が挑戦できる機会が多く、それぞれの理想のキャリアを実現できる仕組みがあると考えたからです。
また、御社が掲げる「1つの分野しかできない・やったことがないエンジニアをつくらない」という方針にも深く共感しました。
私自身、幅広い様々な業務を通じてエンジニアとしてレベルアップしたいと考えているため、私の目指す理想的な環境が整っている会社と感じ志望しました。
30代未経験からWebエンジニアに転職するための自己PR
私が実際に職務経歴書や面接で使用した自己PR内容は以下のとおりです。
私の強みは主体的に行動を起こし、課題解決に向けて取り組めることです。
前職では、調査で収集したデータ活用が不十分といった課題がありました。
課題解決のため、以下の2点に取り組みました。
- データの利用範囲を内部だけに限定せず、外部への展開を検討し実行する
- データを公式ホームページに公開する前に、その品質が適切に確保されているか検証する
上記の取組の結果、データのホームページ公開を実現し、オープンデータカタログサイトにおけるアクセスランキング1位を達成しました。
さらに、庁内の業務改善における優れた職員提案の取組としても表彰されました。
上記のとおり、業務で実績を出せた取組を自己PRとして使用しました。
なお、業務時間外にプログラミングを学んで自己研鑽したこともアピールポイントになったと感じました。
30代未経験からWebエンジニアに転職するために資格は必要?
結論、資格は転職活動において有利です。
なぜなら、資格を持っていて転職活動で不利になることはなくプラスに働くからです。
私は転職活動中にITパスポートの資格を取得しました。この資格が直接転職活動において有利に働いたかは分かりませんが、多少のアピールにはなったと感じます。
ITパスポートはエンジニアに限らず、一般の社会人が身につけるべきIT知識として、多くの企業で取得が推奨されている資格です。
未経験からITエンジニアを目指すためには、最低限必要な資格とも言えます。
とはいえ、資格はあくまで転職活動におけるアピール材料の一つであり、転職結果に直結するわけではありません。資格取得に時間をかけすぎて、転職活動自体がおろそかにしないように注意が必要です。
30代未経験からWebエンジニアになるための・なった後の勉強法
転職前はプログラミング基礎から、基本的な機能を持つアプリケーション作成までを学びました。具体的には、HTMLやCSS、Ruby on Rails、JavaScript、SQLなどの技術を使用し、ツイートやチャット機能を搭載したアプリケーションを作成しました。
転職後は、実務を通じてHTMLやCSS、JavaScriptについてさらに深め、一からWebページを作成できるレベルまでスキルアップしました。
Javaを用いた開発業務にも携わり、ログイン機能やデータの登録、編集、削除などの機能の実装も経験しました。
また、専門的な知識を補完するために資格試験の勉強も行っており、基本情報技術者試験やJava Programmer Silver SE 11 認定資格などを取得しました。
30代未経験からWebエンジニアになるときつい?
結論から言うと、楽ではありません。
なぜなら、経験不足からくる圧倒的なハンディキャップと、業務での不甲斐なさを痛感するためです。
たとえば、仕事を任されたとしても、どのように取り組めばいいか分からなかったり、自分で調べてみても正しい解決策か判断できなかったりします。その結果、上司や同僚に頼らざるを得ないことも多くなります。
実際に自分がチームに貢献できておらず、挫けそうになることもありました。たとえ前職で実績や経験があっても、未経験の分野ではうまく活かせないため、無力さを感じることが多いです。
最初は大変に感じるかもしれませんが、諦めずに続けることが大切だと感じました。
30代未経験からWebエンジニアになった際の年収
私がエンジニアに転職した後の年収は350万円でした。転職前の年収約600万円と比較すると約40%の減少です。
それでも、未経験からの転職で年収が下がることは織り込み済みだったので、特に驚きませんでした。
転職を決めるにあたって、事前に家計を見直し貯金もしていたので、生活への影響は最小限に抑えられました。
転職してからは、時間の経過とともに年収も徐々に上がっていきました。会社の業績や自分自身の目標達成度にもよりますが、1年ごとに20万円から30万円ほど増えています。
転職直後は年収も下がり業務にも慣れず、精神的に苦しいときもありました。
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TECHHUB(テックハブ)ニュービーの評判やメリット・デメリット等の詳細は以下の記事でも解説しています。
まとめ
以上、30代未経験がWebエンジニアに転職した体験談を解説しました。改めてまとめると以下の通りです。
Webエンジニアに転職する前の経歴 | 地方公務員の事務職 |
Webエンジニアを目指したきっかけ | 時間や場所を選ばない働き方、専門技術を手に入れたいと考えた |
30代未経験からWebエンジニアに転職できた手順 | ①プログラミングスクールを探す ②プログラミングを学ぶ ③転職活動する |
30代未経験からWebエンジニアに転職するために資格は必要かというと… | あった方がいい。 資格があれば確実にプラスに働く。不利になることはない。 |
30代未経験からWebエンジニアになるときついかというと… | 楽ではない。 しかし時間と共にスキル・経験が積みあがらい、業務にも慣れていく。 |
30代未経験からWebエンジニアになった際の年収 | 転職前の600万からは下がった。転職後にスキルを挙げていくことで1年毎に30万上っており、結果的に転職して良かった。 |
Webエンジニアに転職する前の経歴 | 地方公務員の事務職 |
Webエンジニアを目指したきっかけ | 時間や場所を選ばない働き方、専門技術を手に入れたいと考えた |
30代未経験からWebエンジニアに転職できた手順 | ①プログラミングスクールを探す ②プログラミングを学ぶ ③転職活動する |
30代未経験からWebエンジニアに転職するために資格は必要かというと… | あった方がいい。 資格があれば確実にプラスに働く。不利になることはない。 |
30代未経験からWebエンジニアになるときついかというと… | 楽ではない。 しかし時間と共にスキル・経験が積みあがらい、業務にも慣れていく。 |
30代未経験からWebエンジニアになった際の年収 | 転職前の600万からは下がった。転職後にスキルを挙げていくことで1年毎に30万上っており、結果的に転職して良かった。 |
30代未経験からWebエンジニアへの転職を検討している人は参考にしてください。
役割、仕事内容、年収、適性などITエンジニアに関する全般については以下の記事で解説しています。