転職エージェントはSESばかり?自社開発・社内SEに転職したい人への秘策

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転職エージェントがSES求人ばかり紹介する
転職を検討しているITエンジニア

ITエンジニアとして転職したいけど、転職エージェントはSES求人ばかり紹介するってホント…?できればSES求人は避けたいんだけど…

転職エージェントに登録したITエンジニア

転職エージェントに登録したけどSES求人ばかり紹介される…なんで??

ITエンジニアとして転職エージェントを登録すると、SES求人ばかり紹介されるケースがあります。なぜならば、転職エージェントはSES求人を紹介した方が都合が良い理由があるからです。

転職エージェントがSES求人ばかり紹介したがる理由
  • そもそも転職市場全体においてSES求人の方が多い
  • SES求人の方が内定が出るハードルが低く、転職エージェント側は売上を得やすい

SES求人を避けて自社開発企業や社内SEとして転職したいITエンジニアにとっては、SES求人ばかり紹介する転職エージェントに登録しても時間の無駄です。

この記事では、実際にITエンジニアとして転職エージェントを利用した経験のある筆者が、転職エージェントがSESばかり紹介するメカニズムから、SES以外の求人を紹介してもらう必勝のノウハウまで詳細を解説しています。

この記事を読めば、SESばかり紹介する転職エージェントとやりとりする地獄のような時間の無駄を避けて、SES以外の求人へ転職して年収や働き方が改善される確率が高まります。

目次

転職エージェントがSESばかり紹介する理由

転職エージェントがSESばかり紹介するのは、決してあなたに意地悪をしたがっている訳ではありません。転職エージェント側がSES求人を紹介するメカニズムが働いているのです。

  • IT業界はSESが多い
  • SESは求人が多い
  • SESは転職のハードルが低い

以下、順に解説します。

IT業界はSESが多い

そもそもIT業界ではSESを事業として営んでいる企業が多いです。

経済産業省による調査結果資本金300万円以上のIT関連事業者の中で、客先常駐型受託開発に従事している企業の割合は92.3%
出典 経済産業省
情報処理推進機構(IPA)による調査結果SESに従事していると回答した割合:67.4%
出典 情報処理推進機構(IPA)「情報処理白書2023」
IT人材バンクによる調査結果SES企業で働いていると回答した割合:69.2%
出典 IT人材バンク「2024年ITエンジニア転職白書」
SESの多さがわかる調査結果

以上をふまえ、転職市場においては相対的にSES求人が多いのです。それに伴って、転職エージェントが保有しているSES企業の求人も多くなり、求職者へSES求人を多く紹介することになります。

SESは求人が多い

SES企業は自社開発企業と比べると離職率が高いです。なぜならば、SES企業は開発プロジェクト単位で発注元企業と契約するため、プロジェクトが終了すると契約が終了し離職する機会が生まれるからです。

そのため、SES企業の求人は転職市場に多く存在し、結果として転職エージェントによる紹介が増えます。

SESは転職のハードルが低い

SES求人は他の自社開発や社内SE求人と比べると内定をもらうハードルが低いです。なぜならば、SES求人に求めるレベルが、自社開発や社内SEと比べると低いからです。

転職エージェントからすると、SES求人を紹介した方が転職させやすく、自社の売上が増えやすいのです。

従って、転職エージェントはSES求人を紹介する傾向があります。

SESばかり紹介する転職エージェントはやめとけ

ITエンジニア

転職エージェントがSESばかり紹介する理由はわかりました。でも、SES求人はいらないのですが…転職したい私は我慢するしかないの?

「SES以外の求人を紹介してほしい」と要望をハッキリと転職エージェントに伝えてください。それでもSES求人を紹介してくる転職エージェントとは、以降やりとりする必要はありません。時間の無駄です。

なぜならば、まともな転職エージェントなら、SES以外の求人も普通に紹介できるからです。

転職市場ではSES求人が多いのは事実ですが、それ以外の求人もたくさん存在します。SES求人はあくまでも相対的に多いだけです。

ITエンジニアとしてSES求人以外のポジションへ転職するのは決して狭き門ではありません。

もしも「SES以外の求人を紹介してほしい」と要望を伝えているにも関わらず転職エージェントがSESの求人ばかり紹介するなら、以下の理由が考えられます。

転職エージェントがSESの求人ばかりしつこく紹介し続ける理由
  • SESの求人しか保有していない
  • 求職者の要望よりも自社の売上を優先している

転職エージェントは転職完了すると売上を得るので、悪質な転職エージェントは転職させやすいSES求人ばかり紹介する傾向があります。

あなたの要望を無視してSES求人ばかり紹介する転職エージェントに出会ってしまったら運が悪かったと割り切ってすぐに損切りしてください。

「SES求人の紹介は不要」と要望を伝えなければ転職エージェントはSESばかり紹介する

ITエンジニア

「SES求人は紹介しないでほしい」とハッキリ言うのはちょっと気が引けるのですが…

SES求人の紹介が不要なら、ハッキリと伝えなければダメです。

なぜならば、転職エージェント側はあなたの転職を成功させようという想いのもと求人を探すからです。転職しやすいSESの求人が紹介対象となってしまうのは自然の摂理なのです。

SESへ転職したくないなら、最初に必ず転職エージェントに伝えましょう。転職エージェント側も、無駄に求人を探す時間を削減できるので、最初に要望を伝えてもらうのはむしろウェルカムです。

SESよりも自社開発・社内SE案件ばかり扱うオススメの転職エージェント

SES以外の求人を多く保有している転職エージェントも存在します。SES以外の求人を紹介してほしいと最初から要望が固まっているのであれば、SES以外の転職に強い転職エージェントがおすすめです。

SES以外のポジションへの転職に強いため以下のメリットがあります。

SES以外の転職に強い転職エージェントと使うメリット
  • SES以外の求人をたくさん紹介してもらえる
  • SES以外のポジションで内定をもらうための具体的ノウハウがあり転職成功率が高まる

SES以外の転職に強い転職エージェントは以下です。

社内SE転職ナビ

社内SE専門の転職サイトです。特に大手企業の社内SE求人を多数保有しているため、高い年収で社内SEの内定を獲得できます。

「SESも自社開発も嫌だ、絶対に社内SEが良い」という人には最適です。

レバテックキャリア

20,000件以上のエンジニア求人を保有しており、ITエンジニアとして転職するなら必ず登録しておくべき転職エージェントです。

大量の自社開発・社内SE案件があるため、SES求人を抜いたとしても、多くの選択肢の中から自分に合った待遇の良いポジションを見つけられます。

自社開発・社内SEが落選ばかりなら転職エージェントにSES求人を紹介してもらう

ITエンジニア

SES以外の求人を紹介してもらえることはわかりました。でも、自社開発や社内SEってSESよりも人気があるから、そもそも自分は転職できるのだろうか…

自社開発や社内SE求人は、SES求人に比べれば内定をもらえるハードルは高いです。

ただし、ITエンジニアとしての経験があれば十分内定はもらえます。なぜならば、以下を理由に自社開発や社内SE求人も増えているからです。

自社開発や社内SE求人も増えている理由
  • プロダクト・サービスを自社開発している企業は、ITエンジニアを増やして更にプロダクト・サービスを成長させなければならない
  • 日本国内の全企業は、今後の人手不足に備えて社内業務の効率化のためにシステム導入を進める必要があり、社内SEを増やしたい

自社開発・社内SEへの転職ハードルが高いというより、SESへの転職ハードルがかなり低いため、自社開発・社内SEへの転職ハードルが相対的に高くなるのが実態です。

ITエンジニアとしての基本的なスキル・経験があれば、自社開発・社内SEへの転職は十分可能です。

もしも、自社開発・社内SEへの転職活動を進めてみた上で、スキルや経験不足で全く内定が出なかった場合にのみ、そこで初めてSESへの転職も視野に入れるのがオススメです。

まとめ

以上、転職エージェントがSESばかり紹介するメカニズムから、SES以外の求人を紹介してもらう必勝のノウハウまで詳細を解説しました。改めてまとめると以下です。

転職エージェントがSESばかり紹介する理由IT業界はSESが多い
SESは求人が多い
SESは転職のハードルが低い
SESばかり紹介する転職エージェントはやめとけまともな転職エージェントなら、SES以外の求人も普通に紹介できる。
要望を無視してSES求人ばかり紹介する転職エージェントは相手にしないでOK。
SESよりも自社開発・社内SE案件ばかり扱うオススメの転職エージェント・社内SE転職ナビ
・レバテックキャリア
自社開発・社内SEが落選ばかりなら転職エージェントにSES求人を紹介してもらう自社開発・社内SEへの転職活動を進めてみた上で、スキルや経験不足で全く内定が出なかった場合はSESへの転職も視野に入れる

SES以外の求人への転職を検討している人はぜひ参考にしてください。

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