【やめとけ】クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人の特徴

クラウドエンジニアに向いていない人の特徴は情報が出回っていないですよね。

クラウドエンジニアの実態に関する情報はまだ世の中に少ないです。なぜならば、クラウドエンジニアという職種自体がIT業界固有の職種だからです。

この記事では、クラウドエンジニアは辛いと感じやすい人の特徴から乗り越えるための対策まで、実体験に基づき詳細を告白しています。

この記事を読めば、クラウドエンジニアへの転職をやめとくべきか否か理解し、転職失敗のリスクを回避できます。

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人の3つの特徴

• 技術変化への適応が難しい人
• 協調性が低い人
• 解決志向が弱い人

以下、順に解説します。

①技術変化への適応が難しい人

クラウドエンジニアは、技術の変化に適応するのが難しく、きついです。

IT業界は技術の発展が目まぐるしく、どのITエンジニア職も新技術へのキャッチアップが必要になります。

特に、クラウドエンジニアの担当範囲であるクラウド分野は、AIやIoTの発展により急速に発展しており、常に新しい技術が出現しています。

例えば、クラウドサービスのAWSでは、日々、新サービスのリリースや既存サービスのアップデートを実施中です。

AWS以外にも、Microsoft社が提供するAzure、Google社が提供するGoogleCloudなど、複数のクラウドサービスが存在します。そのため、複数ベンダーのクラウドサービスのリリース情報を確認する必要があります。

他にも、セキュリティやネットワークの分野もクラウドエンジニアの範囲となるため、クラウドエンジニアは常に継続的な学習が必要です。

そのため、新技術を学ぶのが苦手、または技術変化に対応する柔軟性がない人は、クラウドエンジニアには向いていません。

②協調性が低い人

クラウドエンジニアは、協調性が低い人には難しいです。

なぜなら、クラウドエンジニアはプロジェクトに参画しチームでの作業が多いからです。

他のエンジニアや他部門と連携し、時には納期や品質を厳守するためにフォローし合いながらプロジェクトを進めるため、協調性が不可欠となります。

具体的には、クライアントから要望をヒアリングする営業部やアプリケーション担当のエンジニア、クライアント側の運用部門などと足並みを揃える必要があります。

コミュニケーションに自信がない人や他の人と協力して作業をすることが苦手な人は、ストレスを感じる可能性が高いです。

そのため、協調性が低い人は、クラウドエンジニアに向いていません。

③解決志向が弱い人

クラウドエンジニアは、解決志向が弱い人には難しいです。

クラウドエンジニアの仕事は、問題が発生した際に迅速かつ効果的に解決することが求められます。

例えば、新規構築したクラウド基盤が設計通りに動かない場合は、上手くいかない理由を解明し、要件に照らし合わせて新たに再設計・再構築しなければいけません。他にも、クラウドサービス側の問題でシステムを復旧できない場面でも、サービス継続の代替案を考える必要があります。

クラウドエンジニアは、問題を解決するために自分が持っている知識を活用し、何度も試行錯誤することが多いです。

そのため、問題解決に消極的だったり、挑戦を避ける傾向がある解決指向が弱い人は、クラウドエンジニアに向いていません。

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じても乗り越えられる人の特徴

• 知的好奇心が旺盛な人
• 人と接することが好きな人

以下、順に解説します。

知的好奇心が旺盛な人

知的好奇心が旺盛な人は、クラウドエンジニアに向いています。

なぜなら、新たに出現するクラウドサービスや周辺のIT知識に対して、自発的に調べて吸収できるからです。

また、日々新たに出現する知識がある一方で、廃れてしまうIT知識もあります。古いIT知識をアップデートするのは労力がかかります。

クラウドエンジニアは、前述した通り、習得すべき範囲が広いため、キャッチアップする範囲も広くなります。そのため、知的好奇心が旺盛な人は、苦にならず継続的な学習ができるため、クラウドエンジニアに向いています。

人と接することが好きな人

IT業界では、プロジェクトに参画し複数のエンジニアなどと力を合わせてプロジェクトを完遂させます。

そのため、想像以上に人とコミュニケーションを取ったり、一緒に作業を進めることが多くあります。

具体的には、クライアントとの打合せや、プロジェクトメンバーとのディスカッション、設定作業などの作業・再鑑などです。

社内外の人と接する機会が多いクラウドエンジニアは、人と接することが好きな人に向いているITエンジニア職です。

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる場合の対策

• 継続的なクラウド学習を習慣化する
• コミュニケーションスキルを向上させる
• 業務効率化に取り組む
• インフラスキルを習得する

以下、順に解説します。

①継続的なクラウド学習を習慣化する

クラウドエンジニアは、技術変化に対応するために継続的なクラウド学習の習慣化が必要です。

なぜなら、クラウドの最新技術やトレンドの変化にキャッチアップしなければ知識が廃れてプロジェクト遂行が難しくなるためです。

継続的に学習をすることで、プロジェクトタスクの難易度が下がり、確実に案件を進めることができます。継続的なクラウド学習には、オンラインセミナーやワークショップへの定期的な参加やホワイトペーパーの確認がおすすめです。

また、AWSなどのクラウドサービス資格の取得すると、知識を得ながら自分のスキルをアピールできます。

継続的な学習の習慣化することで知識が増え、クラウドエンジニアがきついと感じることが少なくなります。

②コミュニケーションスキルを向上させる

クラウドエンジニアは、コミュニケーションスキルの向上が必要です。

なぜなら、ITプロジェクトはクライアントやプロジェクトメンバーなど、複数のプロジェクト関係者と関わるためです。

例えば、クライアントなどのITレベルが高くない人から要件を聞く場合には、IT知識以外にコミュニケーションスキルを駆使して要件を引き出さなくてはいけません。

コミュニケーションがうまく取れず認識齟齬が生じた場合、プロジェクトが失敗する可能性が高まります。

そのため、クラウドエンジニアは効果的なコミュニケーションを図り、プロジェクトを成功に導く必要があります。

一人でコミュニケーションスキルを高めることは難しいため、セミナーやオンラインプログラムを受講して知識を得た上で、実際のプロジェクト内で実践を繰り返す方法がおすすめです。

③業務効率化に取り組む

クラウドエンジニアは、業務効率化に取り組むことも大切です。

なぜなら、クラウドエンジニアは需要の高いITエンジニア職であるため、複数プロジェクトを並行していることが多いからです。そのため、クラウドエンジニアは無駄な作業を省いて、不要な時間を短縮する必要があります。

業務を効率化することで、他のプロジェクトに参画したり、クラウド学習の時間にあてたり、時間を捻出するときついと感じなくなります。

④インフラスキルを習得する

クラウドエンジニアは、インフラスキルを習得する必要があります。なぜなら、クラウドエンジニアの担当範囲には、サーバーやネットワーク、セキュリティなどのインフラが含まれるためです。

また、オンプレミス環境からクラウド環境に移行するケースも多いため、データベースやアプリケーションサーバーなどのミドルウェア関連のスキルも求められます。

他にも、クラウド上でスクリプトを動かす際にサーバサイドエンジニアが利用するPythonなどのプログラミング言語の習得が必要です。

特に、セキュリティの分野では、新たなサイバー攻撃の手法が日々生まれているので、最新のセキュリティ事情に精通してなくてはいけません。

以上をふまえ、クラウドエンジニアはクラウドサービス以外にもインフラスキルを習得するとクラウドエンジニアの仕事がきついと感じなくなります。

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人にオススメの職種

• プロジェクトマネージャー
• ウェブ開発者
• データサイエンティスト
• システムアナリスト

以下、順に解説します。

プロジェクトマネージャー

技術への適応がきついという人には、プロジェクトマネージャーがおすすめです。

最新の技術知見がなくてもプロジェクトメンバーに専門のITエンジニアがいるため、メンバーの知識や意見を取り入れながらプロジェクトを推進します。

クラウドエンジニアとして培った経験があれば、解決志向やコミュニケーションスキルを活用し、プロジェクトの円滑なマネジメントが可能です。また、解決思考を有しているため、プロジェクト上で起こる様々な問題を解決し、プロジェクトを推進します。

プロジェクトの経験を積むことでクラウドエンジニアは、プロジェクトマネージャーへの転身ができます。

プロジェクトマネージャーは、ITエンジニア職の中でも比較的高い年収を得られることも魅力の一つです。

他にもプロジェクトマネージャーは、将来的には以下のITエンジニア職も期待できます。

ウェブ開発者

協調性に自信がない人には、ウェブ開発者がおすすめです。

ウェブ開発者もプロジェクトでの活動が多くなりますが、比較的、タスクにひとりで集中できます。

また、クラウドエンジニアとして得意だった分野をウェブ開発者として生かせるため、他のITエンジニア職よりも比較的容易に転身ができます。

ウェブ開発者は、UI側を担当するフロントエンド、サーバー側を担当するバックエンド、両方担当するフルスタックの3つに分かれることが一般的です。

クラウドエンジニアは、サーバーやネットワーク、データベース管理などのIT知識やプログラミング経験を持っているため、ウェブ開発者への転身が可能です。

具体的には、アプリケーションパフォーマンス最適化やスケーラビリティ、セキュリティ向上に貢献します。

また、ウェブ開発者は、経験を積むことでフリーランスやスタートアップ企業の立ち上げも可能です。

データサイエンティスト

協調性に自信がない人には、データサイエンティストもおすすめです。

データサイエンティストの仕事内容は、クラウドサービスの知識や統計学、機械学習、データマイニング、予測モデリングなどの技法を使用したデータ分析です。

そのため、一人で集中してタスクをこなすことも多く、協調性が低くても知識の追求が好きな人にぴったりです。

データ分析は、クラウドサービスの環境上で行うため、クラウドエンジニアの経験はデータサイエンティストに転身する際に大きく役立ちます。具体的にはデータ収集や処理、分析のためのスケーラブルなクラウドソリューションを設計・運用時にクラウドエンジニアの知識を用います。

データ収集時には効果的な分析結果を得るために、データ種類や活用方法を考慮しクラウドサービスを選定するなど、知識が必要です。

データサイエンティストは、ITエンジニア職でありながら企業の経営戦略を決定する支援を行います。企業決定に大きく関わる機会が生まれるため、企業経営などに興味がある人におすすめです。

また、データサイエンティストはITエンジニア職の中でも年収の高い職種となります。

システムアナリスト

技術への適応がきついという人は、システムアナリストもおすすめです。

基本的なIT知識があればシステムアナリストの業務は問題なく遂行できます。

システムアナリストの仕事内容は、経営戦略や企業の課題を踏まえた上で、どのシステムが効率的に企業内の業務を最も向上させるかの選定です。具体的には、クラアントへのヒアリングを行い、現行システムの問題点を抽出し、経営戦略に照らし合わせて、問題解決できるシステム選定です。

さらに、クラウドエンジニアの経験があれば、クラウドサービスに深い知見があるため、これからシステム選定を行う企業に対して最先端のシステム提案が期待できます。

また、システムアナリストはシステム導入時のプロジェクト管理やプロジェクトメンバーを統括する役割も担います。

クラウドエンジニアで培ったコミュニケーションスキルや解決思考、プロジェクトマネジメントスキルを活用することで、システムアナリストに転身できます。

ITとビジネスの架け橋となる役割を担うことに興味がある人にとって、魅力的なITエンジニア職です。

まとめ

以上、クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人の特徴について解説しました。改めてまとめると以下です。

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人の3つの特徴	技術変化への適応が難しい人 協調性が低い人 解決志向が弱い人
クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じても乗り越えられる人の特徴	知的好奇心が旺盛な人 人と接することが好きな人
クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる場合の対策	継続的なクラウド学習を習慣化する コミュニケーションスキルを向上させる 業務効率化に取り組む インフラスキルを習得する
クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人にオススメの職種	プロジェクトマネージャー ウェブ開発者 データサイエンティスト システムアナリスト

クラウドエンジニアはきつい・難しいと感じる人の特徴に該当しない場合、クラウドエンジニアはオススメの転職先です。

クラウドエンジニアへの転職に強い転職エージェントを活用すれば、クラウドエンジニアへの転職成功率が高まります。

クラウドエンジニアへの転職を成功させて、年収アップ・ワークライフバランス向上を実現させてください。