
転職活動を始めたい…
でも現職が忙しい…
先に退職してから転職活動した方が集中できて良い結果が得られるのでは?
転職を検討している方は、転職活動前に今の仕事を辞めるべきか迷っていませんか?
実は、仕事を辞めてから転職活動することには大きなリスクがあります。
- 焦りを生み適正な判断力を失う
- 空白期間が長いと応募先企業からの評価が下がる
私は2度の転職を経験しています。そのどちらの転職でも、内定をもらってから退職しました。この記事では、仕事を辞めてから転職活動することの危険性を紹介します。
この記事を読むと転職前に退職すべきかを判断できます。
今の仕事を続けると大きなリスクがあるなら先に退職すべき。
そうでないなら絶対に退職せずに転職活動すべき。
今の仕事を続けると大きなリスクがあるなら先に退職


大原則は今の仕事を続けながら転職活動をすべきです。
なぜなら、仕事を辞めてから転職活動することには大きなリスクがあるからです。
しかし、仕事を辞めてから転職活動するリスクよりも更に大きなリスクを抱えているなら話は別です。
例えば、今の仕事を続けていたら体や心も壊してしまう可能性があるなら先に退職すべきです。なぜならば、体や心を壊してしまえば転職活動そのものができないからです。



うーん、転職したいけど、そこまで深刻な悩みはないです。仕事を辞めてから転職活動するリスクって何ですか?
辞めてから転職活動するリスク | 適正な判断力を失う


辞めてから転職活動する場合、次の仕事が決まるまで職が無い状態となります。職が無い状態は思っている以上に精神的な負荷が高いです。
最低2か月間は無収入
書類選考に応募してから複数回の面接を経て内定をもらうまで2か月間はかかります。





先に仕事を辞めてから転職活動するなら時間に余裕はありますよ。
1週間で一次面接から最終面接まで終わらせてしまえばもっと早く済むのでは?



あなたは先に仕事を辞めて十分な時間があっても、応募先企業の採用担当者や面接官は他にも仕事を抱えていて忙しいです。
転職活動の必要期間には企業側の都合も影響します。なぜなら、面接官の予定調整、面接後の評価など企業側で実施する作業もあるからです。
そのため、退職してから内定が決まるまでどんなに短くても2か月間は無収入となります。それまで毎月安定的に入ってきた給料が0円になる状態にはストレスを感じるはずです。
無収入期間が続くと焦りが生まれる



でも、数か月程度の無収入なら貯金しておけば大丈夫ですよ!



確かに貯金しておけば生活に不自由はしないでしょう。
しかし、生活の満足度とは別に、いつまで無収入が続くのだろうかという焦りが必ず生まれます。
内定が出ない限りは収入ゼロの期間が続きます。そしていつ内定をもらえるかはわからないのです。
先の見えない不安は大きなストレスを生み、どこでもいいから内定をもらいたいという考えを持つ危険性があります。
選考に落ちると自信を失う
書類選考や面接選考で100%受かることはありません。選考落ちは必ず経験します。選考落ちを何度も経験していく過程で、職を持っているか無職の状態かでは自信の持ち方が異なります。


仕事を辞めている状態で選考に落ち続けると、自分には価値が無いのではという過剰な不安を感じてしまう可能性があります。
前の職場の良さに気付いても後戻りできない
仕事を辞めずに転職活動をしていると、逆に今の仕事の良さに気付くことがあります。外の世界を知ることで、それまではわからなかった今の仕事の良さに気付きやすくなります。仕事を辞めずに転職活動をしている場合、転職活動を辞めればそのまま今の仕事を続けられます。
しかし仕事を辞めてから転職活動する場合、例え元の仕事の良さがわかっても絶対に後戻りはできません。



やっぱり戻りたいって言えば戻してもらえるのでは?
辞めたあなたの後任は既に配置されています。一度辞めてしまえばもう戻れる枠はありません。
焦りからとにかく内定が欲しくなる
仕事を辞めてから転職活動すると以上のような焦りがあなたを襲います。
本来の転職の目的を見失い、手当たり次第選考を受けるようになると黄信号です。
たとえその結果内定をもらえたとしても、本来の転職の目的を達成できない可能性が高まります。むしろ仕事に対する不満はより高まる恐れがあります。
辞めてから転職活動するリスク | 企業からの評価が下がる


焦りを生むだけでなく、応募先の企業からあなたへの評価が下がるリスクもあります。
働く意欲が無いと思われる
内定がでなければその分仕事がない期間が長くなります。
職がない期間が長いと、企業の担当者からは「この人は働く意欲がないのでは・・・?」と疑われる恐れがあります。
企業は働く意欲が無い人は採用したがりません。あなたの評価が落ちるリスクがあります。
他の企業から内定が出ていない状況を不審がられる



働く意欲が無いと思われるなんて心外です。
働く意欲はあるけど内定がもらえないから無職の期間が長いって正直に伝えますよ!



他の企業から内定が出ていないという主張も要注意です。
「他の企業が内定を出していないということは、この人には何か問題があるのでは…?」と企業から疑われる可能性があります。


辞めてから転職活動するメリットは時間と覚悟?





辞めてから転職活動をするとリスクがあることはわかりました。
でも仕事を辞めればたっぷり時間をかけて転職活動できるメリットもありますよ!
会社を辞めてから転職活動する場合、朝起きてから寝るまでの全ての時間を転職活動に使えるメリットは確かにあります。
しかし本当に仕事を辞めなければならない程の時間が必要なのかは考えるべきです。
逆に時間をもてあます可能性
あなたは仕事を辞めているので十分な時間があっても、応募先企業の採用担当者や面接官は他にも仕事を抱えていて忙しいです。
選考に応募したり面接の日時を回答しても、すぐに返事が返ってくる訳ではありません。返事が返ってくる間あなたはやることがなく、時間を持て余す可能性があります。
仕事を辞めずに転職活動するのは大変です。しかし転職活動は絶対に仕事を辞めなければできない程の作業量なのか、事前に確認し判断しておくべきです。
≫ 【転職本9冊読んで2回転職した体験談】転職活動全体の流れとポイント
退路を絶てるのはメリット?
先に会社を辞めることで退路を絶って転職活動に集中できるという考え方があります。しかし、退路を絶てば「後戻りできない」という不安を感じるデメリットもついてきます。前の仕事の良さを知っても戻ることはできません。
退路を絶ったことによって、不安や後悔を感じて転職活動に集中できない可能性もあるのです。
転職前に辞めた場合はやめた理由を丁寧に説明





辞めてから転職活動するリスクをもっと早く知りたかったです…
先に辞めてしまった場合はどうすればいいのですか…?
先に仕事を辞めた理由を履歴書や職務経歴書に具体的に記載しておくべきです。
仕事を辞めずに転職活動するテクニック





今の仕事を続けなら転職活動するべきと言われても…
忙しくて準備の時間がとれません!
転職活動で最も時間がかかるのは以下の3つです。
- 自己分析
- 職務経歴書の作成
- 面接対策
特に自己分析は転職活動全体の成功を左右するため、じっくりと取り組む必要があります。
- 自分の市場価値を客観的に理解していないと内定は出ないから
- 自分の労働力の価値を説明できないと内定は出ないから
- 転職しても自分の性格と合っていないと地獄だから
しかし、今の仕事を続けながらだとなかなか自己分析の時間はとれないですよね。
実は、無料で5分以内に完了する自己分析ツールが世の中には存在します。私自身、これまで2回の転職活動の際、無料の自己分析ツールを活用しました。
以下の記事では、必要な自己分析の種類に応じて、私が活用した無料で最適な自己分析ツールを解説しています。
この記事を読めば、5分以内に無料で自己分析を実施して、自分の強みや適職を理解することができます。
転職活動全体の流れを抑えるなら無料セミナーがオススメ



自己分析よりもまず転職活動全体の流れについて知りたいです!
でもそんなの調べてる時間ありません!
まず全体像を把握しておきたい人は、無料のセミナーへ参加すればたった1時間で理解できます。
転職活動全体の工程は広く、抑えておくべきポイントも多いです。
- 自己分析
- 業界研究・企業選び
- 職務経歴書・履歴書作成
- 面接対策
- 年収交渉
今の仕事を続けながら転職活動のポイントを全て自分で調べる場合、時間がかかるため動き出しの時期がどんどん後ろ倒しされてしまいます。なるべく時間をかけずにポイントを理解して、早めに転職活動に着手すべきです。
なぜならば、あなたが時間をかけて転職活動のポイントを調べている間にも、企業は中途採用を募集し誰かが選考に応募しているからです。
あなたの希望に100%合った募集ポジションがあったとしても、動き出しが遅ければ他の誰かに獲られてしまうのです。
転職活動全体のポイントは無料のセミナーに参加すればたった60分で理解できます。以下の記事では、8~9月に限定開催される無料のセミナーを紹介しています。
自分の希望に合った転職先を逃さないためにも、早めに参加して転職活動のポイントを把握してください。
原則は内定後に退職だが、大きなリスクがあるなら辞めてから転職すべき


以上、会社を辞めてから転職活動をするデメリットとメリットを解説しました。
多くの人にとっては、会社を辞めてから転職活動をするデメリットの方が大きいです。
一方で、今の仕事を続けた場合に大きなリスクがある場合は先に会社を辞めることも検討すべきです。
仕事を辞めてから転職活動をするデメリットとメリットを十分に理解した上で判断することをオススメします。
転職活動は確かに大変です。しかし、転職活動全体の流れとポイントを把握しておけば、無駄な時間を浪費せずに効率的に取り組むことも可能です。