【実例公開】SIer営業の転職活動はどれくらいの期間が必要?

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SIer営業が転職活動にかかった期間

今SIer営業として働いている中で転職を検討している場合、以下のような疑問を感じたことはないでしょうか…?

SIer営業

SIer営業が転職するにはどれくらい期間が必要なのだろう?
引継ぎ期間ってどれくらい見ておけばいいのだろう?

このような疑問に対して、私がSIer営業時代にかかった転職活動の期間をご紹介します。

この記事を読むと、SIer営業の方が、転職活動にどれくらいの期間がかかると見込んでおけばいいか、実体験の紹介を通じて知ることができます。

この記事の結論

SIer営業が実際に転職活動にかかった期間は合計6か月

目次

職務経歴書の作成着手~転職サイトへの登録:2週間

職務経歴書の作成

自分自身の転職活動における『要件定義』ともいえる期間です。

SIer営業の方ならご理解いただけるかと思いますが、1つのPJの中で最も重要な工程が要件定義です。
この工程で転職活動の方針を固めないままに次の工程に進んでしまうと、後々うまくいかなかったり、最初からやり直しという事態に繋がってしまいます。

職務経歴書は時間をかけて作成しましょう。
SIer営業の職務経歴書の作成の流れについては、以下の記事で詳細を紹介しています。

SIer営業が職務経歴書を作成する手順については、以下の記事で詳細を解説しています

【体験談】SIer営業の職務経歴書の書き方

登録する転職サイトは多くても3つまでをおすすめします。

私はビズリーチ、リクルートエージェント、DODAと3つ登録した結果、それぞれから多数の求人の紹介を受け確認が追い付かない状況になりました

現在の仕事を続けながらの転職活動では、想像以上に時間は限られています。
少ない時間でじっくりと転職活動するためにも、利用する転職サイトの数が増え過ぎないように注意してください。

転職サイトに登録後、転職エージェントとWeb面談して書類選考:1か月間

転職サイトに登録すると、あなたの経歴を見て興味を持った転職エージェントからWeb面談実施の連絡を受けます。

転職エージェントが企業から受け取る報酬は成果報酬です。
応募者を企業に紹介し内定が出て応募者が入社すると、企業から転職エージェントに対して成果報酬が支払われる仕組みです。

転職サイトに登録したあなたをできるだけ多くの企業に紹介して入社してもらう=成果報酬を得る確率を少しでも上げるために、転職エージェントは面談を通じてあなたの強みや転職理由を深堀・把握試みます。

面談を実施すると、あなたの興味関心に合うと思われる求人を転職エージェントから提案されます。

転職エージェントとの面談の中で、自分の転職理由や希望する条件に合う求人があれば、職務経歴書と履歴書を提出して書類選考にかけられます。

求人の応募要件に合わせて職務経歴書を修正しよう

職務経歴書を提出する際には、紹介された求人に記載さた応募要件を熟読しましょう。

どんな人材を欲しているかは応募要件に詳細が明記されています。

応募要件に合わせて、自分がアピールできる経験やスキルを取捨選別して職務経歴書に記載することをお勧めします。

書類選考を通過後、複数回の面接実施:2か月間

転職面接

書類選考に応募すると、1週間を目安に選考結果が出ます。
書類選考で合格が出ると、次は面接に進みます。

面接の実施回数は本当にケースバイケースです。
私自身は面接した結果、以下のようなパターンがありました。

私が経験した一次面接後の流れパターン
  • 一次面接は合格。次回、順当に二次面接へ
  • 求めている人物像にドンピシャでハマっていると評価されて次回最終面接
  • 応募したポジションとはアンマッチングだったが、その企業が別途募集しているポジションの選考へ応募してみないかと提案を受けて、次回別のポジションで再度面接

面接実施日は、調整している日から翌々週の日時に決まることが大半でした。

同時進行でいくつかの企業へ並行して応募して選考を受けていく中で、最初に面接選考を受けてから、最後に意中の企業の最終面接を受けるまでは計2か月ほどかかりました。

オファー面談~内定承諾:1週間

最終面接で良い評価をもらえた場合、その後はオファー面談を実施します。

オファー面談とは?

企業から応募者へ内定を出す面談です。
年収といった条件面や入社可能時期を議論し、企業と応募者とで合意します。

オファー、つまり内定に対する返答は1週間以内に連絡するのがルールです。

オファー面談の実施前には入社意思の確認を求められる

企業があなたにオファーを出すということは、その時点ではその募集枠はあなたによって仮で埋められることになります。

他の応募者の選考が並行して進んでいた場合、その方の選考にはストップをかけなければなりません。

あなたにオファーを出し、他の応募者の選考を止めた挙句、あなたが内定を断った場合は募集企業にとって機会損失となります。

そのため、転職エージェントは、あなたに入社意思があることを確認してからオファー面談の実施取りつぎます

あなたが並行して進めていた他社の選考状況についても詳しく聞かれるでしょう。

「あなたを取り逃がして機会損失したくない企業側と転職エージェント」と「ギリギリまで他の選択肢を残しておきたい応募者」とがせめぎ合う構図になります。

年収や条件面はオファー面談時に正式な詳細を企業から提示されることになりますので、「基本的には入社したいと思っている。正式な内定をもらえたら、現在進めている他社の選考は辞退する」と回答しておけば問題ありません。(私はそうしました)

尚、企業は一度内定を出したら、よほどの理由がない限りはその内定を取り消せないことが法律で決められています。

オファー面談の最中または実施直後に「内定通知書」という文書をもらえたら、あなたがその企業に入社できる枠が正式に用意されたことになります
このタイミングになって初めて他社の選考を辞退すると安心です。

現職への退職申し入れ~退職決裁:1か月間

内定をもらったら、現職企業への退職の申し入れです。

退職の申し入れには、面接とは違ったストレスを感じる方も多いのではと思います。
実際、私はかなり緊張し軽く震えながら上司へ申し入れました。

流れですが、私は直属の上司に対して「相談事項がある」と議題を名言せずに30分ほどの打ち合わせをセットし、退職したいと申し入れました
内容を明記しないと取り合ってもらえない場合は、「再来月からの業務分担について30分程相談させてほしい」といった名目はいかがでしょうか。

引き止め交渉は覚悟しておく

内定をもらえたということは、あなたには市場価値があるということです。
確実に現職企業から引き止め交渉を受けることになります。

「年収を上げる」「希望通り異動させてあげる」等、引き止めのためにいろんな条件を提示してくるかもしれません。

ここで最も重要なのは「あなたが転職したいと考えた理由」「あなたの転職の目的」を、現職に残ることで満たせるのか否かです。

原点に立ち返ることです。

粘り強い引き止め交渉を受けていると、決意が揺らいでしまうこともあると思います。

実際、私は引き止め交渉の中で異動を提案された際、オファーを断るという選択肢を具体的に考えてしまったことがありました。

しかし、自分の転職理由・転職目的に改めて立ち返って考えた結果、現職に留まるよりも転職すべきと判断し、引き止め交渉を断るに至りました。

引継ぎ期間:1.5か月間

後任者への引継ぎ

引き止め交渉を振り切り退職意思を受領してもらったら、最後に残っているのは引継ぎです。

引継ぎ期間がどれだけ必要かは、「自分が持っている仕事内容・量」と「引継ぎ相手の状態」に依ります

自分が持っている仕事を引き継ぐのに必要な期間は、自分自身が一番詳しいはずです。
自分が持っている仕事について一番詳しいのは自分自身だからです。

一方で、「引継ぎ相手の状態」は自分では判断できません。
会社は、あなたの退職意思を受領してから、あなたの仕事の引継ぎ先を誰にするか選ぶことになります。
「引継ぎ先を誰にするか否か」「その人の今の仕事の状態」は、退職するあなたのコントロール外ということです。

この際、会社はあなたに対して引継ぎ期間の交渉をしてくる可能性があります。

実際、私は上司から「あと2か月間はいてもらわないと困る」と交渉を受けました
後任を探索して、後任が採用できたら引継ぎをするからという理由でした。

しかし、そもそも退職申し入れてから退職を認めてもらうまでに1か月もかかっていたため、その要望を受け入れると、転職先の企業へ約束していた入社予定時期を2か月も延期しないといけない状態でした。

2か月も延期するとなると転職先企業に迷惑をかけてしまうため、交渉の末、引継ぎ期間は1.5か月間とすることで決着しました。

その結果、余っていた有給休暇30日は5日間だけ消化して終わりました。

引継ぎを終えた後で感じたのは、「1か月間で十分だった」ということです。

まとめ

以上、SIer営業だった私が転職にかかった期間を紹介しました。

今SIer営業のあなたのご参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。

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