インサイドセールスから転職したい人へオススメの職種とは?【経験者が解説】

当ページのリンクには広告が含まれています。
インサイドセールスからの転職先
インサイドセールス

インサイドセールスの仕事に飽きてきた…今後はインサイドセールスマネージャーを目指すよりも、別の職種へ転職したい… でも、インサイドセールスから他の職種へ転職できるのだろうか?

実は、インサイドセールスから転職できる他の職種は複数あります。なぜならば、インサイドセールスは以下のような「他の職種でも活用できるスキル」を持っているからです。

インサイドセールスが持つ「他の職種でも活用できるスキル」
  • 法人相手に商談をとりつけるビジネスコミュニケーションスキル
  • 蓄積されたデータを分析して仮説を設定し施策を実行するスキル
  • 他の職種と協働して組織としての成果をあげるスキル

一方で、インサイドセールスから転職できる具体的な職種については情報が出回っていません。なぜならば、インサイドセールス自体は日本では2010年代から普及し始めた新しい職種だからです。

この記事では、インサイドセールスから転職できる職種について、根拠と共に解説しています。

この記事を読めば、インサイドセールスから転職できる職種を具体的に理解し、インサイドセールスからの転職に成功できます。

目次

インサイドセールスからの転職先①フィールドセールス

インサイドセールスのキャリアパスとしてよく見られるのは、フィールドセールスへのキャリアチェンジです。

なぜなら、インサイドセールスで培ったコミュニケーションスキルや仮説検証能力は、フィールドセールスでも十分に活用できるためです。

企業の営業活動を分解して見た際に、フィールドセールスの業務はインサイドセールスの直後の工程にあたります。そのため、インサイドセールスとフィールドセールスでは、業務の親和性が高いです。

例えば、顧客の課題を提起してソリューションを提案する動きや、受注(商談)獲得に向けてPDCAを回す動きはどちらの職種でも共通です。

実際に、企業によってはインサイドセールスで経験を積んだ後にFSへ転向させるキャリアパスを用意している場合もあります。

上記から、インサイドセールスからフィールドセールスへの転職は、親和性が高くおすすめのキャリアパスです。

インサイドセールスからフィールドセールスへの転職がオススメな人

以下のような人は、インサイドセールスからフィールドセールスへの転職がオススメです。

  • 対面営業に抵抗がない
  • 商談設定だけでなく、受注までを自身で担当したい
  • 営業部門の責任者や管理職を目指したい

インサイドセールスとフィールドセールスは、業務内容は近いものの、営業手法や担う工程が異なります。

例えば、フィールドセールスはインサイドセールスとは異なり、対面の営業がメインとなるため、対面営業に抵抗が無い人の方が望ましいです。

また、フィールドセールスでは実際に自社商材の受注までを担うことができますが、インサイドセールスでは商談の設定までを担うことが一般的です。

インサイドセールスの業務に慣れてくると、「受注まで自身で獲得したい」「営業部全体を統括する立場を目指したい」と考える人も多くなります。

上記のような想いがある人は、インサイドセールスからフィールドセールスへの転職がオススメです。

インサイドセールスからの転職先②マーケティング

インサイドセールスからの転職先として、マーケティングもオススメの職種です。

なぜなら、インサイドセールスとマーケティングは共同で業務を行うことが多く、転職後もすぐに業務をキャッチアップできるからです。

例えば、マーケティングの業務で利用するMAツールなどは、インサイドセールスでも共同で利用する場合があります。

加えて、インサイドセールスで得た業界情報や生の顧客の声は、マーケティングにおいても大いに活用できます。

実際にインサイドセールスで培った経験や、仮説検証能力、数値分析能力などを活かして即戦力として活躍するマーケターも多いです。

インサイドセールスで得た経験を活かして活躍できる可能性が高いマーケティングは、転職先として魅力的です。

インサイドセールスからマーケティングへの転職がオススメな人

以下のような人は、インサイドセールスからマーケティングへの転職がオススメです。

  • 数字に抵抗がなく、分析や調査に比重を多めに置きたい人
  • 商材やイベントの企画に携わりたい人

マーケティングは、インサイドセールスと比較して顧客コミュニケーションに割く時間が多くありません。

マーケティングの業務は、主に以下の通りです。

マーケティングの業務
  • 商品企画
  • 販売戦略立案
  • 市場調査
  • 広告媒体選定
  • 数値分析

上記のように、マーケティングでは戦略立案や分析といったタスクが多くあります。

そのため、より深く戦略や分析の部分に携わりたいという人にマーケティングはオススメです。

反対に、顧客コミュニケーションに多く時間を使いたいという人は、カスタマーサクセスなど、顧客接点が多い職種を選択するのが望ましいです。

インサイドセールスからの転職先③カスタマーサクセス

インサイドセールスからの転職先として、カスタマーサクセスもオススメの職種です。

なぜなら、インサイドセールスとカスタマーサクセスは業務の親和性が非常に高く、転職後も活躍しやすいためです。

例えば、ヒアリングを通じて課題解決の提案を行うといった動きは、インサイドセールスのみでなく、カスタマーサクセスでも必要とされています。

また、カスタマーサクセスでは提案のみに留まらず、実際に顧客の課題に対する解決策の実行までを担当します。

解決策を実行して成果を上げることで顧客から感謝される機会も多く、やりがいを感じられるのもカスタマーサクセスの魅力です。

インサイドセールスからカスタマーサクセスへの転職がオススメな人

以下のような人は、インサイドセールスからカスタマーサクセスへの転職がオススメです。

  • 顧客と深く関わりたい人
  • 課題解決の提案だけでなく、解決策の実行まで担いたい人
  • 顧客からの感謝の言葉がやりがいになる人

カスタマーサクセスは、インサイドセールスと比較して顧客の課題解決により深く携われることが特徴です。

そのため、顧客からの期待値も高くなる傾向にありますが、成果を上げた際に非常に感謝される職種でもあります。

受注のきっかけ作りに留まらず、実際にソリューションの実行まで担当したいという人にとって、カスタマーサクセスは魅力的な職種です。

インサイドセールスからの転職先④カスタマーサポート

インサイドセールスからの転職先として、カスタマーサポートもオススメの職種です。

なぜなら、インサイドセールスで培うことができるヒアリング能力や、臨機応変な対応力はカスタマーサポートでも必要とされているためです。

カスタマーサポートは、電話やメール、チャットを通じて顧客とコミュニケーションを取るといった観点でインサイドセールスと共通しています。

また、顧客の課題解決のサポートを行うという点も共通であり、インサイドセールスとカスタマーサポートは親和性の高い職種であると言えます。

そのため、実際にカスタマーサクセスで成果を上げていた人は、カスタマーサポートへ転職しても即戦力として活躍できる可能性が高いです。

インサイドセールスからカスタマーサポートへの転職がオススメな人

以下のような人は、インサイドセールスからカスタマーサポートへの転職がオススメです。

  • 断られる経験を減らしたい人
  • 営業がしたいというよりも、困っている人を助けたいと考えている人

カスタマーサポートは、能動的に提案を行う職種ではなく、お客様からのお問い合わせに対して対応を行う受動的な職種です。

そのため、営業の要素は少なく、インサイドセールスのように「断られる」といった経験をすることはありません。

能動的な仕事のスタイルよりも、受動的なスタイルで顧客の役に立ちたいと考えている人にとって、カスタマーサポートは魅力的な職種です。

インサイドセールスからの転職先⑤事務

インサイドセールスからの転職先として、事務職もオススメです。

なぜなら、インサイドセールスでの業務を通じて培った事務処理能力は、他の部署や別の企業でも求められているためです。

インサイドセールスは、リスト作成や数値集計、顧客への資料送付など、事務作業が多い職種でもあります。

特にスタートアップや新規事業の部署などでは、職務が細分化されておらず、事務作業の割合が通常よりも増える場合が多いです。

業務を通じて得た事務処理能力に加えて、インサイドセールスの知見があれば、他社のインサイドセールスチームでも業務効率化に貢献できます。

そのため、インサイドセールスから事務へ転職する際は、部署の立ち上げメンバーや、業務改善の中心人物としての参画も可能です。

インサイドセールスから事務への転職がオススメな人

以下のような人は、インサイドセールスから事務への転職がオススメです。

  • 一人で黙々と作業をしたい
  • 事務処理能力が高い

事務は、顧客とコミュニケーションをとる機会がほとんどありません。

そのため、顧客コミュニケーションによるストレスや、予測不可能な事態に捉われることなく業務に臨めます。

事務作業に抵抗がなく、1人での作業時間を多く確保したい人にとって、事務は魅力的な職種です。

インサイドセールスから転職は難しい職種

  • ITエンジニア
  • ITコンサルタント
  • バックオフィス系専門職

以下、順に解説します。

ITエンジニア

インサイドセールスからの転職先として、ITエンジニアはオススメできません。

なぜなら、新たに1からスキルを学び直す必要があり、効率が悪いためです。

ITエンジニアとして活躍するためには、ソフトウェアやプログラミング言語に関する知識や経験が求められます。

しかし、インサイドセールスに従事している場合は、上記のようなスキルを習得できません。

実際にITエンジニアの募集は経験者の採用がメインとなり、一部未経験者の募集はあるものの、待遇はあまり良くない場合が多いです。

そのため、インサイドセールスからキャリアアップを目的として転職をする場合、ITエンジニアはオススメできません。

ITコンサルタント

インサイドセールスからITコンサルタントへの転職は難易度が高く、オススメできません。

そもそもITコンサルタントとは、ITを活用して企業の課題を解決する職種です。

そのため、ITコンサルタントへ転職するには、ITの専門家として高度な知識や経験を有している必要があります。

残念ながら、インサイドセールスではITに特化した知識や経験を身につけられず、ITコンサルタントへの転職は難易度が高いです。

コンサルタントへの転職を希望しているのであれば、インサイドセールス特化のコンサルタントといった道も模索してみましょう。

バックオフィス系専門職

インサイドセールスからの転職先として、バックオフィス系の専門職はオススメできません。

なぜなら、バックオフィス系専門職は、募集の段階で経験や知識が必要とされる場合が多いためです。

例えば、経理の場合は簿記の資格、法務の場合は弁護士資格が募集の段階で必須となっている企業もあります。

もちろんインサイドセールスに従事しているだけでは、上記のような資格の取得はできません。

加えて、未経験で転職できたとしても、前職より給与や待遇が良くなる可能性は低いです。

上記から、未経験・無資格でインサイドセールスからバックオフィス系専門職へ転職することはオススメできません。

まとめ

以上、インサイドセールスから転職したい人へオススメの職種を解説しました。改めてまとめると以下の通りです。

インサイドセールスから転職できる職種・フィールドセールス
・マーケティング
・カスタマーサクセス
・カスタマーサポート
・事務職
インサイドセールスから転職できない職種・ITエンジニア
・ITコンサルタント
・バックオフィス系専門職

インサイドセールスから転職を考えている人は参考としてください。

SNSでシェア
  • URLをコピーしました!
目次